Zamami island Winter – 座間味島
Date : 2014.1.23
海なし、水着なし。
プライベートで年に何回も行くほど大好きな座間味島。
座間味と言えば「世界が恋する海」海!海!海!
水着で海に飛び込める季節には、月に何度も訪れては、大半の時間を海の中で過ごす。
仕事で行く時もバッグの中にマスクを忍ばせて、隙あらば海に入る。
世界中の色んな海を潜ってきたけれど、私の中で座間味の海はかなり上位にランクイン。
私にとっては、座間味=海なのです。
裸では海に入れないこの季節に座間味篇を撮るというのは、自分への挑戦であり、座間味への挑戦でもある。
水着を持たずにこの島へ上陸するのは初めて。
いつもの如くノープランの旅だ。
なんだかワクワクしてきた。
この日は悪天候で高速船が終日欠航の為、フェリーざまみに乗り込む。
そしてまたいつもの如く船上で最終リサーチ。
悪天候に見舞われたが・・・
冬の座間味の代名詞といえばホエールウォッチング。
最悪、全編ホエールウォッチングスペシャルにしちゃおーなんて安易なズルい考えが頭をよぎる。
もしかしたら航路で鯨に会えるかも!と思って外に出ると、風が強くて寒くて、鯨どころじゃない。
本当に悪天候。
うーむ。
幸い翌日はお天気に恵まれ、しかも村役場の方が展望台巡りに連れてってくださるとのこと。
聞けば座間味には9つもの展望台があるそうで、時間の許す限り全て回ってみる事にした。
運が良ければ展望台から鯨が見られるかもしれない!
期待は高まるばかりだ。
初めての古座間味ビーチ貸し切り!
最初に訪れたのは、チシ展望台。
崖の上から座間味北側の海が一望できる。
崖の下では波が割れている・・・これはもしや!?と思い、役場職員の山城さんに尋ねてみた。
「もしかして、座間味でサーフィンできるポイント、ありますか?」
「ありますよー」との返答。
早速サーフポイントでもあるというユヒナ浜へ。
岩場を挟んで長い砂浜が続いている。
ピュアなままのビーチでいい感じだ。
この日はスモールサイズだったが、確かにアウトの方でブレイクしている。
いつか座間味でサーフィンしてみたいなぁ。
私が座間味に惚れるきっかけにもなった古座間味ビーチ。
さすがにオフシーズンで誰もいなかった。
ショップも空いてなければ、自動販売機も稼働していない。
人が一人もいない古座間味ビーチは初めてだ。
テントも何もないから、ビーチの全貌がよく見える。
変わらない美しい海。
夏よりも澄んで綺麗に見える。
貸し切りだなんて贅沢過ぎる。
贅沢なピクニック
お昼は座間味島最大の商店「一○五ストアー」でお弁当を購入。
高月山展望台で食べる、という粋な計らい。
座間味集落が一望できる展望台でピクニックだなんて、最高だ。
なんてことない普通のおにぎりが何倍にも美味しく感じられる。
美景は最高のスパイスである。
その次に向かったのは、稲崎展望台。
ここでは、ベテラン探鯨員が双眼鏡で終日鯨を探している。
鯨が見つかると、ホエールウォッチング船に連絡し鯨の位置を指示するのだ。
私も双眼鏡を覗かせてもらったが海しか見えず、鯨どころか船すら探せなかった。
毎日観察していると、船も鯨もすぐ探せるようになるらしい。
もう一度恋したくなる島のサンセット
次に女瀬の崎展望台へ向かう。
ここは夕陽がとても綺麗に見えるスポット。
この日訪れた時はまだ真っ昼間だったが、それでもこの日一番のテンションで目一杯走り回れるこの広い展望台は楽しかった。
最後は、神の浜展望台。
「神の浜」というネーミングも凄いけど、ここからはなんと座間味の海が約300°見渡すことができる!
こんなとこなかなか無いよ。
お気に入りすぎて、夕陽の時間にまた行っちゃった。
小さな島の向こうに沈んでいく太陽を最後まで見送った。
初めてじゃないのに初めての座間味
実は展望台から展望台へ移動する道中にも楽しい事は色々あって、
プチ動物園みたいな所でヤギ達と遊んだり、
道行く人とユンタクしたり、
マリリンの像と記念撮影したり。
水着も持ってない、海にも入ってない、阿真ビーチにも行ってない、亀とも泳いでない、
こんな座間味初めてだけど、それでも十分楽しめた。
座間味ってやっぱ凄い島だ。
大満足の一日の〆は村長さんと酒盛り。
どこまでも最高な島、座間味島でした。
国立公園指定、おめでとうございます!